奥州25歳厄年連

奥州の春の風物詩でもある、厄年連の演舞。
その中でも25歳厄年連は若さと活気溢れる演技で、観客の目を楽しませます。

そんな奥州の春を盛り上げる、前沢、江刺、水沢の厄年連の会長を務める3人にお話を伺いました。

左から江刺輝翠蓮会長　三浦和馬さん、前沢紅颯華会長　阿部純さん、水沢鳳馬蘭会長　菅原優さん

今年の厄年連についてお聞かせください。

前沢紅颯華会長　阿部純さん(以下阿部)

今年の25歳厄年連は、過去の歴史の中でも今までとは一味違った演舞を見せたいと思っています。
私たちの気持ちを一つにする衣装は、初めてリバーシブルタイプのものを採用しましたし、
それに合わせた踊りにも注目してほしいです。またステージも新たなチャレンジとして、
今年はボックスステージを使いますので、迫力ある演奏、演舞をお見せできると思います。

江刺輝翠蓮会長　三浦和馬さん(以下三浦)

これは毎年行っているのですが、江刺区の全世帯（約１万世帯）を25歳の厄年連で挨拶に回ります。
1件1件伺うことで、人と人との繋がりを感じることができますし、
何よりも地域の方々に応援して頂いてこの厄年連という組織が成り立っていることを実感しています。
そういった意味でも地元を盛り上げたいなと多くの会員が思っています。

水沢鳳馬蘭会長　菅原優さん(以下菅原)

今年は例年よりも参加者が少ない傾向にありますが、
やはり25歳厄年連の良さは若さあふれるエネルギーだと思います。
私たちの演舞を見た方に奥州にも春が来たな、見に来てよかったな、と思っていただける
ような演舞をしたいと思います。

会長を務めて感じた事は何でしょうか？

阿部

ここまで来るのに、会員、そして地域の方々の協力無しではこうして
祭を迎えることができなかったと思っています。
一人では何もできないという事をつくづく実感しました。

三浦

江刺区の約1万世帯をまわり挨拶をしている際に、
沢山の方々に激励の言葉を頂き、本当に地域の皆様支えられているなと実感します。
もちろん自分自身も役員をはじめ会員のみんながいなければ、
こうして祭を迎えられなかったと思います。
心から感謝ですね。

菅原

42歳厄年連に比べると、まだまだ地域に貢献しているとは言えないのが正直なところです。
若さゆえに企業や地元商店に挨拶に伺う際、厳しいお言葉を頂戴することもありますが、
すべてがいい勉強になっています。
会長をやらなければ、こういった経験もできませんでしたので、
大変な事も多いですが、やって良かったなと思います。

最後に、お祭りを見に来る方へメッセージを！

阿部