秤やレジスターなどの精密機械メーカーでありながら、地酒「奥州光一代」をプロデュースする株式会社デジアイズ。
ブランド牛「前沢牛」の牛糞を肥料に、合鴨農法による米作りを実践し、地元の酒蔵に日本酒の製造を依頼。地域の特性を活かし、結集することで生まれた商品を流通、販売しています。異業種とも取れる新規事業の指揮を執る大山さんはこう話します。「デジアイズは生産、加工、部品の調達、開発、企画などのすべてを自社で行っています。その中のソフトウェア企画=ものづくりのひとつとして奥州光一代があります」
「精密機械メーカーが日本酒を作る」という意外性が社内外で話題になり、スタッフの愛社精神にもつながっているそう。
「地域で協力してものづくりをしようという態勢があることがこの土地の魅力です」と大山さん。業種の枠組みを超えた地域の結束から、新たな可能性が広がっています。