奥州地域をサッカー、スポーツで盛り上げようと活動している「総合型地域スポーツクラブ NPO法人シチズンスポーツ奥州」
水沢区にあるクラブハウスを訪問し、クラブマネージャーの及川裕介さんにお話を伺いました!
この地域全体のスポーツ環境を発展させていきたい。
NPO法人シチズンスポーツ奥州は長年この地域で活動してきた水沢サッカークラブ(以下水沢 SC)と水沢ユナイテッド FC(以下、水沢 UFC)という2つのサッカークラブの指導者が発起人となって設立されました。
自分達がただサッカーを楽しむだけにとどまらず、この地域のスポーツ環境を全体的に発展させていくには、サッカー1種目に閉じこもる
のではなく、広く他種目の愛好者の皆さんと共同することや、社会的な認知を得やすい法人格を取得することが必要だと判断し動き始めました。
2012年に誕生したシチズンスポーツ奥州は3年目のシーズンを迎えています。
サッカーを中心に地域のスポーツ文化を発展させていきたいという思いから 10 年後、20 年後、地域にどのような影響を与えているのか、どのようなクラブになっていきたいのか、クラブとしてのこれからの活動目標や夢を伺いました。
「無くなっては困る」スポーツ環境を。
サッカーについては、シチズンスポーツ奥州の母体となったサッカークラブがそのまま引き継がれており、社会人、高校生、中学生、小学生、
幼児そして女子部門まで 全年代・種別にサッカーチームを有する県内で唯一のスポーツクラブとなっています。 選手は全カテゴリーあわせて約200人ですが、その他にサッカースクールも4教室開設しており、100人ほどがサッカーの楽しさを満喫しながら週1回の基本練習に励んでいます。
それらサッカー部門の各チーム、各選手がそれぞれ自分たちの力を発揮できる、最上位のレベルでプレーできるようになって欲しいです。サッカー以外の種目では、ラグビースクールやスキー、ヨガなど全6種目のスポーツ教室を開設していますが、まだまだ知られていないので、
より多くの地域の皆さんに知って頂き、実際に参加する方々とクラブを応援して下さる賛助会員(サポーター) の皆さんを増やしていきたいですし、被災地支援の活動も続けたいです。将来的には、生涯スポーツも視野に入れた活動を展開し、地域から『無くなったら困る』と親しまれるようなスポーツ環境を提供出来るようになりたいですね。
これから先、競技スポーツだけでなく健康づくりや生涯スポーツでシチズンスポーツ奥州との縁が切れないという皆さんが大勢生活する、そんな地域、そんな未来がやって来ることが楽しみですね!
(写真:宮本拓海,菅原結衣)
(記事:宮本拓海)