水沢区で長年園芸店を営んでいるマルヨウ、
2014年9月23日に店舗の一部を改装し園芸店と併設して喫茶店としても新たにオープンしました。
手しごとの良さが味わえる店
陶房と喫茶店を夫婦で営むマルヨウは、店内で使用しているほとんどの器や雑貨を、陶芸作家である夫の菅原洋一さんが制作しています。
店内には洋一さんの作品をはじめ多くの陶器などが展示されており、気軽に作品を楽しむ事が出来ます。
ひとつひとつ丁寧に作られた器で味わうコーヒーは美味しさがさらに引き立ちます。
マルヨウのコーヒーは、お二人が盛岡の喫茶店やカフェを回り厳選した豆を使用するなど、沢山のこだわりが詰まっています。
ー地元である奥州市へ戻り、さらに陶芸の道へ進むキッカケは何だったんでしょうか?
なにか大きなキッカケというよりも、タイミングだったんでしょうね。
益子は凄く居心地もよくて、6年も過ごしてしまったんですが、娘が幼稚園に入る年でもありましたし…
こっちに帰って来ても、すぐには陶芸の仕事はぜずに会社員として働いてたんですね。
でも仕事が景気の煽りを受けたり、色々な状況から一度手を休めてしまった陶芸をもう一度やろうと決意しました。
それからは、東北を中心にクラフト市にも積極的に出店したりするようになり、少しずつですが活動の場を広げてきました。
クラフト市はお客さんからダイレクトに意見をいただけるので、作品づくりにも良い影響があるんですよね。
ーどんな方に作った器を使って頂きたいですか?
やっぱり若い人達に使ってほしいですね。
若い人には手づくりの良いものに触れる機会をたくさん持ってほしいと思っています。
自分自身の経験なんですが、昔器が欲しくて百貨店に見に行ったんですが、高くてとても手が出せる値段じゃなかったんですよ。
そんな経験もあって、若い人に手づくりの良いものに触れるキッカケを提供したいと思い陶芸教室をやっています。
昔ながらの園芸店、手づくりの益子焼を作る陶房、オープンしたての喫茶店さまざまな空気が漂うあたたかい空間。
気さくな夫婦のおもてなしに何度も通いたくなってしまします。