10年後、楽しめるまちに。ほしい暮らしは、自分でつくろう。

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できることからまず始める、まちとの関わり方

奥州市で「OSHU LIFE」というウェブマガジンを運営しています。「住みたいまちと帰りたい地元づくり」をコンセプトに、情報発信を通じて「奥州市も楽しそうだなぁ」とか「いつか地元に帰りたいなぁ」と思ってくれる人を増やしたいと考えています。

立ち上げのきっかけは、2010年に1年ほど海外を旅していた時期にあります。

できるだけ現地の人と同じ生活リズムで暮らし、そのまちの「日常」を体験してきました。1年間の旅で感じたことは、どんな小さなまちにも商店やサービスが存在していますが、「各々が得意なこと、そこで必要とされていることを提供し合って、まちやコミュニティが形成されている」ということでした。

日本に帰国後、就職した企業でウェブサイトの制作やプロモーションなどを担当しましたが、海外での経験から「故郷のために何ができるか」ということを常に考えていました。

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主な活動内容は市内を中心に、自分たちの気になっているお店や地域の人を取材しています。ウェブマガジン上で発信する写真や動画などのクオリティにはこだわっていて、そこが私たちの強みであり魅力だと思っています。

活動をしていく中で、他団体・企業とタイアップした企画も生まれました。最近では行政と連携しての取材も増えつつあり、行政のニーズである「いかに魅力的に発信するか」という部分を私たちがサポートしていければと思っています。

2014年から2年連続で開催された「100人のしゃぼん玉大作戦」インターネットの呼びかけで集まった参加者が12:30の時刻と同時に一斉にしゃぼん玉を吹いた。(写真は2015年の様子)

2014年から2年連続で開催された「100人のしゃぼん玉大作戦」インターネットの呼びかけで集まった参加者が12:30の時刻と同時に一斉にしゃぼん玉を吹いた。(写真は2015年の様子)

取材以外の活動としては、自主企画のイベントも開催しています。そのひとつに「100人のしゃぼん玉大作戦」という満開の桜の下でシャボン玉を吹くフラッシュモブがあります。奥州市にある水沢公園の桜は県の天然記念物に指定されているのですが、若い人たちがあまり訪れなくなっています。どうにかして多くの人にこの桜を見てもらいたいと思い企画したところ、予想以上の反響で200人の参加者がしゃぼん玉を手に集まってくれました。翌年はなんとその2倍以上、500人が集まりました。このまま毎年続けたら、いつか日本一のフラッシュモブになるんじゃないかとワクワクしています。

 

ウェブマガジンの運営を始めて3年目になります。今後はウェブを飛び出して、もっとリアルな場に変化を起こしたいと思っています。具体的には、空き家をリノベーションしてお店を始めたり、まちの小さなエリアを集中的にプロデュースしたり、自分たちが暮らして「楽しい」と思える様な場所を作りたいです。すでに水沢駅の裏にコミュニティスペースを作る計画を進めていて、その空間から生まれる輪やまちを変えていく空気をどんどん広げていきたいです。

水沢駅裏のリノベーションを進めている物件。元下宿の奥に細長い家です。

水沢駅裏のリノベーションを進めている物件。元下宿の奥に細長い家です。

「地元が楽しくない」なんていう人がいますが、ほしい暮らしはきっと自分たちで作れるんです。田舎だからと諦めてはもったいないし、「何もしなかった」ことを後悔してこれからの人生を過ごしたくないと思っています。

10年後、「私たちの暮らしたい奥州市」を作るために今の活動はあります。まずは自分たちが一歩踏み出して、足りない部分は応援してもらう。そうやってこのまち全体を巻き込んでいけたらいいですね。

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